さて、今回は凛として時雨の「still a Sigure virgin? 」。
3ピースで、とにかく目立つのはコンプをぎりぎりまでかけて圧縮された音の質感と、テレキャスターのハイが荒れ狂う引き倒したギター。
歌については、かなり賛否両論の分かれる声質だと思う。
聴かせるメロディーではなくて、あくまで楽器の一部として存在するかのようなパート。
TKの声は、すごく危ういメロディーラインを、ピッチやキーというところとは無縁かのようにただ、吐き出している感じですね。
魂の叫び・・・という感じでしょうか。
そつなくこなす、きれいに収まった聴きやすいバンドよりかは荒々しくて不器用。
でも、技術としては洗練されている。
テクニックとセンシビティの両極端なバランスをギリギリのラインで成立させているバンドだと思います。
あまり、このタイトロープを渡っているような危ういバンド、というのは聴いたことがないかな。
TKの歌声と345のハイトーンボイスは、うまく絡んでいるようでいて、やはり危うく。
これが万人受けするとは思わないけど、世界観・アーティスト精神という核の部分では確固たる信念を感じるから、当然フォロワーも獲得できるし、成立しているんだと思います。
1曲目の 「I was music」から、リスナーを突き放すような独自の世界観が満載。
オンリーワンを求めるなら、「凛として時雨」は今、最も注目のバンドではないのかと思いますぜ!
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